
はじめに
今回の記事では、WordPress を AI エージェント「Antigravity」と連携させる方法について解説していきます。
MCP(Model Context Protocol)は、AI エージェントが外部ツールやサービスと連携するための標準プロトコルです。WordPress 用の MCP Adapter を設定することで、AI エージェントから直接 WordPress の投稿やページの管理ができるようになります。
これは単なる技術的な連携だけでなく、ブログ執筆のワークフローを大幅に効率化できる可能性を秘めています。
必要なプラグインのインストール
WordPress で MCP Adapter を動作させるには、以下の2つのプラグインが必要です。
1. Abilities API プラグイン
WordPress REST API を拡張し、様々な「アビリティ」を提供するプラグインです。
GitHub からダウンロード:WordPress/abilities-api
2. MCP Adapter プラグイン
MCP Adapter 本体です。AI エージェントからのリクエストを受け付けるエンドポイントを提供します。
GitHub からダウンロード:WordPress/mcp-adapter
重要: GitHub Releases ページから mcp-adapter.zip(ビルド済みファイル)をダウンロードしてください。「Source code」の zip ファイルは Composer の依存関係が含まれていないため、エラーになります。
インストール手順
- WordPress 管理画面にログイン
- 「プラグイン」→「新規プラグインを追加」→「プラグインのアップロード」
- ダウンロードした zip ファイルをアップロードしてインストール
- 両方のプラグインを「有効化」
アプリケーションパスワードの生成
AI エージェントが WordPress API に安全にアクセスするため、アプリケーションパスワードを生成します。
- WordPress 管理画面で「ユーザー」→「プロフィール」に移動
- 「アプリケーションパスワード」セクションを見つける
- 新しいアプリケーション名(例:「Antigravity」)を入力
- 「新しいアプリケーションパスワードを追加」をクリック
- 生成されたパスワードを安全にコピー(一度しか表示されません!)
Antigravity での設定
Antigravity で WordPress MCP サーバーを設定するには、mcp_config.json ファイルを編集します。
mcp_config.json の編集
{
"mcpServers": {
"wordpress": {
"command": "npx",
"args": [
"-y",
"@automattic/mcp-wordpress-remote@latest"
],
"env": {
"WP_API_URL": "https://your-site.com/wp-json/mcp/mcp-adapter-default-server",
"WP_API_USERNAME": "your_wordpress_username",
"WP_API_PASSWORD": "xxxx xxxx xxxx xxxx xxxx xxxx"
}
}
}
}
設定項目の説明
| 項目 | 説明 |
|---|---|
WP_API_URL |
MCP Adapter のエンドポイント URL |
WP_API_USERNAME |
WordPress のユーザー名 |
WP_API_PASSWORD |
先ほど生成したアプリケーションパスワード |
複数サイトへの対応
複数の WordPress サイトを管理したい場合は、サーバー名を変えて複数のエントリを追加できます。
{
"mcpServers": {
"wordpress-main": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@automattic/mcp-wordpress-remote@latest"],
"env": {
"WP_API_URL": "https://main-site.com/wp-json/mcp/mcp-adapter-default-server",
"WP_API_USERNAME": "user1",
"WP_API_PASSWORD": "password1"
}
},
"wordpress-blog": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@automattic/mcp-wordpress-remote@latest"],
"env": {
"WP_API_URL": "https://blog-site.com/wp-json/mcp/mcp-adapter-default-server",
"WP_API_USERNAME": "user2",
"WP_API_PASSWORD": "password2"
}
}
}
}
動作確認
設定が完了したら、Antigravity を再起動して動作を確認します。
REST API エンドポイントの確認
ブラウザで以下の URL にアクセスし、MCP namespace が表示されることを確認します。
https://your-site.com/wp-json/
mcp という namespace が含まれていれば、プラグインは正常に動作しています。
AI エージェントからの操作
Antigravity で以下のような操作が可能になります:
- 最新記事の取得
- 記事の作成・編集・削除
- 固定ページの管理
- メディアファイルのアップロード
- カテゴリ・タグの管理
トラブルシューティング
Composer autoloader エラー
Composer autoloader was not found
このエラーが表示される場合、「Source code」の zip ファイルをインストールしてしまった可能性があります。GitHub Releases ページから mcp-adapter.zip(ビルド済み)をダウンロードし直してください。
404 エラー
MCP エンドポイントにアクセスして 404 エラーが出る場合:
- 両方のプラグインが有効化されているか確認
- WordPress のパーマリンク設定を一度保存し直す
.htaccessファイルが正しく生成されているか確認
まとめ
というわけで、WordPress MCP Adapter を使って AI エージェント「Antigravity」と WordPress を連携させる方法についてお伝えしました!
この設定が完了すれば、AI エージェントに「最新記事を確認して」「新しい記事を投稿して」といった指示を出すだけで、WordPress の操作が可能になります。
ブログ執筆のワークフローを効率化したい方は、ぜひ試してみてください。
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